半澤洋 日本酒について語る

宮城県仙台市出身。 株式会社インターン代表取締役。ビジョン「100年先の子ども達に誇れる社会を実現する」。システム開発、ずんだ専門店(ずんだらぼ)や日本酒事業、セレクトショップ、ECサイトの運営、人材紹介事業、イベント企画など多岐に渡り活動中。 東北を中心に地域共創(ふるさとグルメてらす)にも取り組んでます。日本酒勉強中です。

半澤洋 ふるさとグルメてらすの日本酒を振り返る②

半澤洋です。

前回はふるさとグルメてらすで提供した日本酒のうち、Aセットとして提供した日本酒について振り返っていきました。
前回の記事はこちらです。日本酒を飲み慣れていない人向けの日本酒が揃っていますので、ぜひご覧になってみてください。

半澤洋 ふるさとグルメてらすの日本酒を振り返る① - 半澤洋 日本酒について語る

本日は、ふるさとグルメてらすで提供した日本酒のうち、Bセットとして提供した日本酒について振り返っていきます。 Bセットは辛口を2本、甘口を2本用意したバランスのいい組み合わせとなっています。 どのお酒も日本酒好きが納得するような一本となっていますので、ぜひ気になった方は飲んでみていただけると幸いです。

ふるさとグルメてらすの詳細や、ふるさとグルメてらすの成り立ちについては以下のHPや記事をご覧ください。

note.com

furusato-gourmet-terrace.com

Bセットとして提供した日本酒は以下の4つです。

  • 楯の川酒造 楯野川 無我グリーンボトル(山形県
  • 吉田酒造 吉田蔵u 石川門 火入れ(石川県)
  • 澄川酒造 東洋美人 醇道一途酒未来(山口県
  • 重家酒造 よこやま 夏純吟(長崎県

それでは以下でそれぞれのお酒について詳しく見ていきましょう。

楯の川酒造 楯野川 無我グリーンボトル

www.tatenokawa.com

楯の川酒造が提供している楯野川。その中でもMUGAシリーズと呼ばれている、「無我グリーンボトル」を今回は提供させていただきました。

www.tatenokawa.com

無我シリーズは、上記のHPにも書かれている通り、フレッシュな風味・ガス感を出そうと追求した結果、究極の新鮮さを求めて造られたお酒です。以下の6つの「無」を詰め込んだお酒として売り出しています。

  1. 無濾過
  2. 無加水
  3. 無加熱
  4. 泡を立てない
  5. 時間を置かない
  6. 無我夢中

まさに究極のフレッシュさを求めた日本酒にふさわしい工程となっています。

その中でも今回の「グリーンボトル」は無我シリーズの第2弾として提供されたお酒です。 山形県の特別栽培米である「出羽燦々」を100%使用していることが特徴です。

口当たりはなめらかでいながら、優しい甘みと旨味がきめ細やかに広がり、日本酒の旨味と飲みやすさが詰まったお酒と言えます。個人的に私はこれが一番好きでした。日本酒好きの友人もこのお酒をすごく気に入っていました。

例年12月に発売されるそうですので、ぜひ手にとってみてください。

吉田酒造 吉田蔵u 石川門 火入れ

tedorigawa.com

吉田酒造が提供している吉田蔵u。吉田蔵uの「u」には「優しい」の「優」と「あなた」への「You」という意味が込められているようです。

吉田蔵uの最大の特徴は、「モダン山廃」と呼ばれる独自の山廃仕込みの造り方をしているところにあります。 モダン山廃は、添加物を一切使用していない造り方であり、以下のような特徴のある日本酒が造られます。

  1. フレッシュな酸味と爽やかな甘味
  2. 発酵由来の微発泡感
  3. 飲み疲れしにくいアルコール13%以下の無濾過原酒

その中でも今回提供した「石川門」は、繊細で扱いの難しい石川県の酒米である「石川門」をとことん研究し、特有の優しい甘みと爽やかな旨味を引き出したお酒です。 アルコール度数が13%であるため、スイスイと飲みやすく、フレッシュな飲み心地があり、食中酒として非常に合う味わいになっています。
白ワインに合うような食事との相性も抜群かなと思いますので、よければ試してみてください。

澄川酒造 東洋美人 醇道一途酒未来

toyobijin.jp

山口といえば獺祭もありますが、この東洋美人も山口を代表する日本酒としてかなり有名です。 東洋美人は、全体的に澄み切った透明感のある味わいが特徴です。

その中でも、今回提供させていただいた「醇道一途酒未来」は、十四代を醸す高木酒造が生み出した酒米である「酒未来」を使用した日本酒になっています。 口当たりは優しいですが、火入れをしていないことでより一層のジューシー感と渋味や酸味を味わえる一本となっています。 少し辛口めの日本酒として、後味のスッキリとした飲みやすさは、食中酒にピッタリかなと思います。ぜひ美味しいおつまみをつまみながら、こちらの日本酒も試してみてください。

重家酒造 よこやま 夏純吟

www.omoyashuzo.com

よこやまを作っている重家酒造は、長崎県の離島である壱岐の島で作られています。元々は焼酎造りに力を入れていましたが、近年は日本酒づくりも復活させ、現在は焼酎と日本酒の両方を作っています。
そんな壱岐の島で造られた「よこやま」は「一杯目から美味しい!」と思ってもらえるような日本酒を目指して造られた日本酒です。 実際に飲んでみると、日本酒の甘みを感じられながらも、スッキリとした後味が特徴です。
今回提供させていただいた夏純吟は、夏らしいラベルからも感じられるように、トロピカルさを感じられる味わいで、メロンやバナナのような甘い香りの中に、適度な酸味が味わえ、非常に飲みやすい一本となっています。 やっぱり夏には夏酒を飲みたくなってしまいますね。

終わりに

今回はふるさとグルメてらすでBセットとして提供させていただいた日本酒について紹介しました。 甘口も辛口もバランスよく提供させていただき、当日も非常に好評いただきました。 この記事を見て、興味が湧いた方は、ぜひ味わってみてください。